睦月
2009年1月

    新年 明けまして おめでとうございます。

と高らかに宣言したいところではありますが・・・、 我が家では、昨年末以来、Erillが風邪を引きゲロゲロ声になり、Tarlin母上が新年早々「片方の耳が聞こえにくい」と・・・ Erillはかなり熱も出たので、昨日、休日診療所に「行ってもいいですか?」と電話をいれると、「大人? 熱は38度? それなら、家で寝てて」と辛くあしらわれる始末。 「熱は80度あり、家の者、みんなそれで暖をとっています。」とでも言っとけば良かったのでしょうか。 まぁ、それでも、お医者様も人の子、少ない人員で、日本中の病人を診ているわけだからと・・・とにかく、5日まで辛抱するのよと、まるで「お医者さん正常開業と言われるその日まであと2日」と宇宙戦艦ヤマトのフレーズ(お歳がばれますな)を思い出しながら我慢させた次第であったのです。 ところがです。今日は、片耳が聞こえにくいと言っていた母上が、「目眩がする(@@)」と言い出し、出掛けていたTarlinが急遽呼び戻され病院に駆け込むことに、今度は、高齢の上、目眩ときているので病院もすんなり「来てください。」と。 専門医の先生はいらっしゃらなかったので、とりあえずは目眩を抑える点滴を受けて明日、専門医の先生にかかることに。いずれにしても、明日はErill、母上とも待ちこがれていた病院に喜び勇んで行くことでしょう。結局、今年は、恒例の初詣にも行くことができず、ずっと家で、早く正月が明けるのを指折り数える悲しい正月でした。(T T)

 色々と暗い出来事があった正月でしたが、今日は今年最初の音楽会です。演奏会のタイトルは「21世紀の新世界」ですが、お目当てはドヴォルザークのチェロコン。不肖Tarlin。ドヴォルザークのチェロコンに目がありません。中でもお気に入りは、ゲーリ・カーがコントラバスで弾いたものとデュ・プレ。 今日の奏者はなんと、まだ高校3年生の新星、堀江牧生さん。一体どんな演奏が聴けるのか楽しみでした。座席も、チェロの音が良く聞こえるように最前列の中央より少し左側をゲットし準備万端です。
 2曲のスラブ舞曲の演奏が終わり、いよいよチェロコン。舞台に入ってきたとき、最初に感じたのはパンフレットに載っていた写真よりもずっと幼そうな印象でした。最初、指揮者の金聖響さんがじっと見守る中、念入りにチェロの調律を行っている最中も、とても緊張しているのが痛いほどに感じられました。そして、演奏が始まり一つのフレーズが終わったところで、「ふぅっー」とため息をついた時にようやく緊張が解けたのでしょうか。その後は、どんど

 毎年1月と言えば・・・そう、試験シーズンです。中学3年生、高校3年生、坂本龍馬生(ストレートに呼ぶのは憚られましたのでオブラートにくるんでおります)、そして、最近では、小学6年生まで、えっ、幼稚園年長組さんも? 皆さんお受験です。電車に乗っていてもよく受験生と覚しき学生が、「必出・・・問題」等という本に必死に書き込みをしている風景を見かけます。いつもは、そんな風景を見ては、「はぁ、俺にもあったよなぁ〜 あんな時代・・・ 遠い昔の話だぜ ふっ」と感慨にひたっていることが、ここ数○○年の常でした。しかし、そんなTarlinがここ数日は、電車の中で「あなたは、このリストラ時代をとう乗り切るか?」などと書かれたオヤジ雑誌をかなぐり捨てて、「完全暗記  ○○試験合格読本」などという本を、このお歳になって受験生さながらに恥ずかしげもなく読むことになるとは予想だにしませんでした。そうです。実は、業務の都合上、資格を有する者を増やす必要があり、その選ばれし者の一人だったのです。 しかし、この試験、業務を行っていく上で必要な資格とは言え、業務に全く関係のない内容が殆どなのです。そこで、「完全暗記っー」という手段に出るも、実感するのは、いつのまにか錆びついてしまった自分の記憶回路の存在だけでした。昔なら、こんなことは一度覚えたら忘れなかったのにぃ〜 ということが、3分前に覚えたことがもう思い出せないのです。そうなのです、もうこうなっては、「3分前に覚えた」というのも本当に覚えたと言えるのかどうか怪しいというものです。もしかして、Tarlinの記憶回路は殆ど働いていないのでは? このままでは単細胞生物に逆進化するのでは? と別な意味で心配にもなってきます。
 前置きが長くなりましたが、その試験日が今日なわけなのです。えっ、「で、できはどうだったの?」 って、これだけ長々と言い訳してきたのですから察して下さいというものです。

2009年1月25日(日曜日) 悲しき受験生

2009年1月11日(日曜日) 初演奏会

んと自分の世界を作っていっていました。特に圧巻だっのは、第3楽章でコンサートマスターの弾くヴァイオリンとの掛け合いです。お互いにアイコンタクトを取りながら、編み物を織り上げるような演奏を聴かせてくれました。本人もよほど、この部分が気持ちよかったのか、演奏終了後、普通であれば指揮者と最初に握手(時には抱き合ったりも・・・)するものですが、真っ先に自分からコンサートマスターに握手を求めていました。とても清々しい演奏を聴くことができました。それにしてもErillよ、最初の感想が「あの子、可愛かったの。(〜o〜)」はないでしょう。演奏会終了後、ラグザ大阪のコンフェッティというお店で食事をして今年に入って初めて心もお腹も満たされて帰途につきました。

2009年1月4日(土曜日) お暗い新年