2007年8月
葉月

 8月です。8月と言えば徳島県人のErillには血湧き肉躍る季節。そうです、阿波踊りの季節です。と言うことで、Erillの帰省も兼ねて、8月12日・13日と徳島に行くことにしました。とは言うものの、時は既に民族大移動などと揶揄される「お・盆」です。この時期に陸路としては自動車に頼らざるを得ない、近くて遠い島「四国」にいかにして上陸するかが大問題です。最近、身体の各部に故障が発見されたTarlinには、お盆渋滞は辛すぎます。たとえ、身体がそれを許しても、イライラ渋滞の中、スヤスヤとお眠っているErillが、時折目を覚まし、「まだ〜」とふざけた質問を聞くのは理性が許さないかもしれません。 そこで、今回は、(きっと低速な)高速バスで上陸を果たすことにしました。案の定、定刻よりも3時間ほど延着して阿波踊りのメッカ、徳島駅に無事に到着することができました。
 かねてよりチケットを入手していた「選抜阿波踊り」なるものを見ましたが、さすが選抜というだけあって、どの連(豆知識:「連」とは、阿波踊りを踊る一つのチームみたいなものです。)も踊りという枠を超えた見事な演出が印象的でした。ちなみにTarlinのお気に入りは「笹連」という連です。腰を低く落とした男踊りも勇壮ですが、何と言っても、優美に踊る女踊りが素晴らしいです。特に足の上げ方が、全員綺麗に合っていて美しさを感じます。 公演終了後、演舞場での踊りでも笹連の踊りを堪能しました。

2007年8月12日(日曜日) 阿波踊り

 さて、実は、この阿波踊り見物には、もう一つ目的があったのです。それはErillの弟君が踊ると言うことで「これは是非見なければ」ということなのです。 すると、どうでしょう、なんと、連の先導役となる高張り提灯を掲げています。連の行進をリードする非常に重要な役割とのことでいつになく緊張した面持ちでした。・・・後から聞いた話ですが、若干スピードが遅かったそうで、連長(豆知識:「連」で一番エライ人)から「踊り子を殺す気かっ!!」としばかれたそうです。(;;) なんでも、踊り子さん達は、行進が続いている間は休むことなく意地にかけても踊り通すそうで、行進が遅いと倒れていくのだとか・・・
 でも、踊りは楽しいものですね。 来年は、是非、クライマックスの総踊りを見てみたいと思います。