2004年5月
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2007年4月6日(金曜日) 腱鞘炎で超音波

 Erillの左手の人差し指が腱鞘炎になってしまいました。それも、2年前あたりから、長くて2、3月おき、短い時で2、3週間おきに繰り返します。原因は、ピアノ、パソコン、そして意外とあなどれないのが庭の草取り。せっかくアップライトを買ったのに、腱鞘炎が悪化し、半年と経たぬうちに二度と弾けなくなった・・・なんて悲劇が起こったら、泣くに泣けません。これまで痛くなったら湿布を貼り、数日して痛みがひいたらすぐフル稼働・・・と素人療法でごまかしてきたのですが、一念発起、しかるべき医療機関にかかり、完治を目指すことにしました。
 ネットで調べたところ、腱鞘炎の治療は、西洋医学の整形外科もしくは東洋医学の鍼灸がポピュラー。整形外科での治療プロセスは、軽症→重症の順に、「湿布→消炎鎮痛剤服用→指に直接ステロイド注射→手術。腱鞘を切って、再生させる。誤って神経を切り、後遺症が残ることも。」 ・・・あまりにも恐ろしげです(-_-) それに、色んな体験談を読んでいると、Erillの場合、慢性化してはいるものの軽傷なので、休養期間を指示され、湿布を出されて終わりそう。東洋の叡知、鍼灸にすることにしました。腱鞘炎で鍼灸の場合、保険の適用がないので、1回3千〜5千円。少しでもやすくあげたいErill、そういや最近、近所に鍼灸院が出来たので、電話で値段を聞いてみることにしました。
 「あのう、指の腱鞘炎ですが、1回いくらいでしょうか?」「そうですね、保険の範囲で治療して、初診1000円、2回目からは500円くらいです。」 え、なんかとっても良心的!しかも保険適用?よく分かりませんが、とにかく行ってみることにしました。
 看板には、「鍼灸接骨院」と書かれています。接骨院は初めてです。先生の診断は、やはり使いすぎによる腱鞘炎。2週間は左手を休めて、毎日リハビリに通うことになりました。内容は、超音波浴槽→超音波当て→電気刺激→全身マッサージベッド。どれも適度な刺激で、極楽のような気持ちよさです。特に超音波浴槽(肘から手を付ける)とウォーターベッドマッサージは、あまりの心地よさに眠りに落ちるほど。しかも、肩から腕の凝りを取るべく、療法士さんによるマッサージし、手先を使う作業の前後によいストレッチ方指導まであります。快適なリラクセーションに、なんだか治療を忘れて、毎日通いたくなります。(完全に勘違いなErill) 
 この一連のリハビリで治らなければ、保険外の鍼灸を使う、とのお話。が、左手の指もすっかり柔らかくほぐれ、その心配もなさそう。整骨院て、「骨接ぎ」だからてっきり骨折・ねんざ専門と思っていたら、ようは整形外科のリハビリも行うところだったのですね。あまりに物を知らないErill、社会勉強になりました (知らなすぎ)。リハビリ終了まであと一週間。再発阻止をめざして、いや、すっかり心地よさにはまり、せっせと治療にはげむErillでした。

2007年4月30日(月曜日) ささやかなGW

 GWも3日目。 28日・29日は、Erillは、説話伝承学会とかいう学会に出かけて家におりませんでした。 しかし、こんなに天気のいい休日も久しぶりなのに、どうして、建物の中に閉じこもって、難しい講演や議論をするのでしょうか。 とは、言っても、主催者にしてみれば、ずっと、「休日=雨」という方程式が出来上がっていたので、「きっと雨さ。学会日和さ。」と高かをくくってしまわれたのでしょうか。きっと、雲一つ無い空を見られて、さぞ、「やばい」と思われたことでしょう。と、こんな与太話はどうでもいいのですが。今日、30日も朝からとてもいい天気です。そこで、Erill も朝から「どこかに連れて行け」というような顔をしています。しかし、Tarlin はお天気のよい日に遊びに行くのは大賛成なのですが、なんと言ってもGW。 人混みを避けては通れません。人混みが苦手な Tarlin は、「モルディブ旅行のホームページ早く作らなきゃ」などといって、時間引き延ばしの牛歩戦術に出ていましたが、 最初は物欲しげな顔付きだった Erill が次第に般若顔になってくる気配を感じて恐ろしくなってきたので、「遠いところは渋滞するよ」とか、「人混みで疲れるよ」とか精一杯の難癖をつけて、手打ちとなったところが、家からさほど遠くない、「花空間けいはんな」というフラワーパークでした、何でも、Erill は接骨院の方からも、「花のきれいなとってもいいところだよ」と聴いていたとのことでした。最初は、植物園か、比叡山にあるガーデンミュージアム風の庭園式花園みたいなものを想像していたのですが、芝生広場では、バドミントンやキャッチボールをする親子連れが多く、どちらかというと、花のたくさんあるファミリー公園といった感じでした。

 ここで一つ事件が・・・ 最初Erill は「ねぇねぇ、チューリップが15000本も咲いてるんだって!! ルンルン」とはしゃいでいたのですが、行ってみると、どこを見渡しても 15000本のチューリップが見当たりません。 Tarlin に「150本の間違いじゃないの」とののしられつつ、Erill が15000本のチューリップを求めて彷徨していると、「あっ、・・・摘まれちゃってる・・・」と。そうです、盛りを過ぎたチューリップはその殆どが花を摘まれてしまっていたのです。 あぁ南無〜。 

 そんなこともありましたが、散策したり写真を撮ったりでタップリと穏やかな休日を堪能することができました。 Erill も満足したようですし、ささやかなGW前半戦ではありましたが、まずまずと言うところでしょう。

 昨日より、あらしがやってきました。「えっ、あんなにいい天気だったのに・・」って、そうなのです。確かに天気はよかったのです。いつも週末雨予報をしていた憎まれっ子気象庁の予報官の方達もさぞかしほっと息をついただろうと想像できるくらいに・・・ しかし、あらしがやってきたのは、天気ではなくて、私たちのサイトの掲示板になのです。 まぁ、はっきり書けば「嵐」ではなく「荒らし」です。 ってか、よくこんなくだらないことを書くためにここまで引っ張った Talrin も Tarlin ですが、こんな、へっぽこサイトに攻撃を加えて来られる方も、来られる方です。 どうやら、中国系の会社のロボットによるURLの書き込みで、大凡3時間おきに、「Good Site」というタイトルとともに、怪しげなURLが羅列されます。 と、いうことで現在、一時的に書き込みを停止させていただいています。 この間に、相手さんのロボットが、「けっ!!」と、お引き取りいただければ幸い。 それでももし、しつこく、アクセスしてくるようでしたら、何か他の方法を考えることとします。 クスン・・・

2007年4月23日(月曜日) ありがたい話

 Erillの左手腱鞘炎での接骨院通いが始まって三週間余り。大夫良くなったので、テーピングしながら、毎日少しずつ左手を使って見ましょう、といことになりました(ただし、負担を感じたらすぐやめる)。というわけで、久々に日記など書いてみることにします。
 Tarlin & Erill家には、一週間に一度、山を越えて野菜売りのおじさんがやって来ます。山を越えてやって来る野菜売りのおじさん。何とのどかな響きでしょう。山の実態は波打つ住宅地。しかし、地形的には山なので、山で地理学上は正しいのです。そういうことなのです。
 齢を重ね、人生経験豊かなおじさんは、時として尽きぬ話をしてくれます。この日も、野菜を買った後、おじさんの話が始まりました。
 「この野菜は、葉が甘いでっしゃろ。だからよくなめくじが付きますねん。」
 「はあ、そうですか。うちもヴィオラの花がナメクジに食べられて困ります。薬を撒いたんですけど、なかなかいなくならなくて。」
 「ナメクジに薬でっか?薬撒かんでも、捕まえて塩撒いたらいけまっせ。」
 「いや、そうですけど、どこにいるか分からないから捕れないし、塩を撒くと草花がやられるし。」
 「まあ、でもいっちゃんええのは、捕まえて塩ですけどね。あと、食べたらええんですわ。」
 「は、え?花を食べるんですか?」
 「ちゃいまんがな、ナメクジを食べるんですわ」
 「・・・え?」
 「昔は食べましてん。わしら昭和の生まれでっしゃろ。お腹に回虫やらギョウ虫やらいてましてん。戦前や戦後すぐは薬なんかなかったさかい、木の皮でお腹から下して、その後、ナメクジを青菜で巻いて飲みますねん。そしたら虫がお腹に付かんようなりますのや。」
 「・・・(Erill 絶句)。」 おじさん、Erillも昭和生まれですが、ナメクジを食べたことはおろか、回虫やギョウ虫がいたこともありません(T_T)。
 「ナメクジいうても、カタツムリといっしょでっしゃろ。フランスではカタツムリ食べますやん。」
 「・・・(^o^;(Erill、にっこり笑うしかない)」 いや、ナメクジとエスカルゴでは、印象という点で大きな差があると思います。
 「昔は物がなかったでっしゃろ。今は何でも人工物を使いますけんど、自然のもんで役に立たんもんはないんですよ。」
 なるほど、それはそうかもしれません。そういえば『チャングムの誓い』でも、韓方医学で爬虫類を薬として処方する、というくだりがありました。確かに昔から受け継がれてきた、かけがえのない知恵なのでしょう。Erillも小学生の頃、父が捕まえたマムシを滋養強壮に良いと焼いて食べたことがあります。しかし、しかし・・・蛇とナメクジも、食間という点でその身の硬軟度からくるイメージに、天と地ほどの隔たりがあるような。あとで身内に聞いてまわると、Erill母はおろかマムシを捕って焼いたErill父も食べたことはなし、Tarlin母様もナメクジを飲んだことはない、特に同じ昭和一桁と思われるTarlin母様などは、「同じ昭和一桁でも、同世代じゃない!!」(?_?)と、同世代であることを断固拒否しておられました。
 強烈さゆえ様々な反応を呼び起こしますが、我々の生活のあり方を考え直させる貴重な話であることには違いありません。しかし、青葉に巻かれたナメクジの生々しいイメージが食事中も頭に浮かびそうになるのは、如何にすればよいのでしょう。内容はありがたくも、感覚的にはどうしたものか困りもののお話でした。

 Erillが故障しています。先月から患っている手の病です。最近では手首に負担がきたのか、手を労って、「Erill は箸より重い物は持てませぬ。」などとふざけまくったことを言って何でもかんでも Tarlin に持たせてきます。 まぁ、相手は一応病人ゆえ、冷たくあしらうわけにもいかず、言いなりになっている次第です。 いつかこのお礼はさせて頂くとして、好きなピアノも自重しているようですので、少しは可哀想になってきたりもします。 早く、治りますように。

 新薬師寺は、元々は、聖武天皇の眼病平癒祈願の為に建立されたもので、その後、眼病はもとより耳病にも霊験のあるお寺とされています。 奈良の中でも閑静な一角である高畑界隈にひっそりと佇むこのお寺の本堂には外観からは想像もできない勇壮な十二神将の仏像がそれぞれの干支の守護神として安置されています。また、折しも今日は桜も満開で、生命力に満ちあふれた自然に触れあうことができました。 仏と自然の力にもあやかって是非とも早く良くなって欲しいものです。

 実は、先週、Tarlin の勤め先で一緒に仕事をしている同僚が耳の病気で急遽入院してしまいました。これまで数年間にわたりずっと一緒に仕事をしてきたこともあり、傍で見ていながら、どうしてもう少し早く兆候に気付かなかったのかという後悔もあり、結構ショックを受けました。 福井に滞在していたときには、 Erill も何度か一緒にカラオケに行ってバカ騒ぎをしたりして親しくしていたので、二人で相談して、今週、Tarlin が、お見舞に行く時にお守りを持って行くことにしました。 そこで、できるだけ病気平癒に御利益のある奈良の新薬師寺に行って、早く良くなってくれることを祈ってきました。 

2007年4月8日(日曜日) お守り

2007年4月29日(日曜日) あらしが来た

2007年4月20日(金曜日) Erill故障中