昨日、10月最後の日曜はTarlinは休日出張、Erillは大学院生時代の友人2人と、万博公園内の国立民族学博物館の特別展「アラビアンナイト大博覧会」に出かけました。
 とても充実した内容で、アラビア語の写本、アラビアンナイトが世界に知られるきっかけとなった18世紀フランス語や英語の翻訳本をはじめ、挿絵、シャガールのリトグラフ、映画のポスターなどアラビアンナイトの作品そのものに関する展示の他、アラビア書道、ベドウィンの生活用品、民族衣装、ベリーダンスなど、アラビアンナイトの背景にあるアラビア世界を紹介する展示もあり、アラビアンナイトのイメージを通してアラビア世界全般を紹介する総合展といった内容。
 充実している反面、展示物の数も膨大で、たいていの展覧会は全部見終えるのに2時間前後といったところですが、今回はなんと4時間半もかかってしまいました。いっしょに見た友人達も、Erillもさすがに疲れ切ってしまい、閉館と共に博物館を出た後は、疲れを癒すには食事が一番とばかりに、千里中央の中華街に直行です。
 中華街、といっても神戸や横浜の中華街とは違って、ショッピングセンターのビルのワンフロアに、色んなタイプの中華料理店を集めたレストランフロアです。居酒屋タイプのお店で、小皿料理と桂花沈酒(友達はビール)で元気を取り戻したあとは、ミスタードーナツに入って、お茶とおしゃべりです。
 この日、いっしょに行った友人の一人は、1月から9月までアフリカを単独で大旅行してつい2ヶ月前に帰って来たばかりです。フランス経由でモロッコに入り、マラケシュからヒッチハイクサハラ砂漠を横断、ニジェールでサバンナ平原と古(いにしえ)の交易都市トンブクトゥを見たあと、4月からはセネガルの首都ダカールに長期滞在という、フランス語を操って、十分な情報収集と安全対策をとっているからこそ出来る壮挙です。
 モザイク文様のタイルの内装が美しいマラケシュの家屋や、まるで時空から取り残されたような土壁で作られた古い商都、地球の大きさを感じるような広大なサバンナと動物達の写真を、貴重な体験談とともにたっぷり見せてもらいました。いろいろ大変だったとは思いますが、見ているだけで、アフリカの持つ力強い魅力が伝わってきました。
 旅から帰ってきたばかりの人の話に、無性に旅心に誘われながら、京都までとぼとぼ帰ったのでありました。

2004年11月1日(月) アラビアン・ナイトとアフリカン・デイライト

 
       
2004年5月
2004年5月

 今日は徳島で、Erillの祖母の一周忌です。昨日5日はTarlinは会社の飲み会、Erillは京都で学生時代の友達と会っていたので、それぞれ帰りは遅かったのですが、法事が午前11時からなので、朝5時過ぎに起床して6時半には京都の家を出発しました。
 Erillの両親宅には一時間前に余裕で到着・・・のはずでしたが、行楽日和のせいか、途中の阪神高速が思いがけず込んでいて渋滞。30分は余計にかかり、遅れるのでは冷や冷やしながらも、両親宅には30分前の10時半には何とか着くことが出来ました。
 今回の帰省には、大きな楽しみがありました。生後5ヶ月の子犬です。車売りの仕事をしているErill弟が、得意先のお客さんから先月もらった犬で、基本的にはミニ柴ですが、少し他の種類が混ざっています。
 純粋日本犬なのに、何を考えたのか、名前が「ノア」。弟が商売している某車種から母が命名したそうですが、なんと柴犬が日本犬というのを知らなかった(!)そうです。以下、家族間の会話:
 Erill:「一言相談してくれたらよかったのに。シンサクにしたのに。」
 Erill母:「シンサクって、高杉晋作?そんな偉い人に失礼やわ。」
 Tarlin:「もんたがええ、もんたじゃ!!」
 Erill母:「もんたって??」
 

2004年11月6日(土) 柴犬もんた

 Erill:「井上聞多(もんた)、長州の。ほら、鹿鳴館外交を
     した外務大臣、井上馨の若いときの名前。」
 Erill母:「なんか、それも失礼やなあ。」
 Erill:「ほな、日本犬て分かってたら、どうしたん?」
 Erill母:「ごん太」
 Erill & Tarlin:「・・・(沈黙)」
 ・・・つくづく、ノアでよかったと思います。しかし、「もんた」の名にあまりにもしっくりくるものを感じてしまった私達、めんこい子犬の姿に、ついつい反射的に「もんた!」と呼んでしまいます。もっとも、ご当人(犬)は、「ノア」と呼んだ時しか反応してくれませんが。そんなこんなで、両親宅に滞在中、ずっと「もんた」と呼び続けた私達でした。 

 Erill祖母の一周忌の翌日。両親宅の朝は、柴犬もんた(両親宅では「ノア」と呼ばれている)の吠え声で始まります。朝6時前になると、散歩を待ちわびたもんたが、「早く早く」と、おねだりの声をあげるのです。(Tarlinなどはその激しい鳴き声に目が覚めてしまったのですが、Erill はそれでもなお熟睡して気付きませんでした。)6時過ぎに、Erill父に連れられて散歩を終えた後は、また犬小屋で心地よさそうに熟睡しています。いいですねえ、犬の生活は。(と言うと、「Erillの今の生活もこいつと同じじゃないか」とTarlinにつっこまれましたが。)
 このもんた、性格はかなりの甘えたです。柴犬は飼い主以外にはなつかない、と聞いていたので私達にもなつかないのではと思っていたのですが、ひとたび頭をなでてやると、誰彼構わずペロペロと手や顔をなめ、ところかまわず軽く咬んだりして、思い切りじゃれてきます。ものの数分もたつと、膝立ちしてこちらの足に飛びつき、だっこをおねだりします。抱きかかえてやると、腕の中でうれしそうにしおらしくじっとしています。そして、こちらが構うのをやめると、今度は構ってほしさに吠え始めるのです。

 家の前の道に車の音でもしようものなら、吠えるどころか身を乗り出して、自分と遊んでくれる人が来ないか待ち受けています。これでは、番犬なんてとんでもない有様です・・・
 しかし、その分可愛さはひとしお。この日の10時には両親宅を出て、四国山系の紅葉の名所、高の瀬峡と別府(べふ)峡へ向かったのですが、をTarlinもErillもすっかり愛着がわいて、連れて行きたくなりました・・・とはいかないまでも、もしうちで飼うならあんな名がいい、こんな名がいいと勝手な想像をしながらのドライブとなりました。
 同じ山のふもとの徳島側が高の瀬峡、高知側が別府峡です。紅葉そのものは天候不順のせいか色づきは今ひとつでしたが、木々の彩りの中を渓流に沿って散策するにはとても気持ちよい場所。この日泊まった別府峡温泉は、第三セクターですが、お湯はもちろん、部屋は一棟二室の別棟形式、料理はマスの刺身や鹿のタタキなど、ちょっと珍しい地元の山と川の幸が並び、とても居心地の良い、山あいの趣きを味わえるお宿です。それでいて、このクオリティを考えると、大変リーズナブルな宿泊料金。窓の外から静かに聞こえるせせらぎの音に耳を澄ましながら、別府峡の夜は更けていったのでした。

2004年11月8日(月) 別府峡から轟の滝へ

 高知別府峡の朝。食事の後、朝の温泉につかってから、ふたたび別府峡へ。昨日渓流沿いに少しばかり歩いた道を、今日は車で上流に向かいます。別府峡は、四国山系の白髪山の麓まで、8キロも続いています。奥へ行くに連れて、岩の造詣が変化に冨んできます。やがて、高度がだんだん上がり、道は山道となり、四国山地の峰峰が間近に顕れ、左手に走る渓谷が眼下に深く沈んでいきます。
 途中、鮮やかな碧色の滝壺に段になって落ちる姿のよい滝があり、思わず車を止めました。「アイノウ釜」という名を記した立て札が立っています。滝に向って、三脚にカメラを立てているご夫婦がいます。お二人とも本格的で、奥さんも一眼レフ、ご主人のほうは望遠鏡のようなレンズを付け、Tarlinなど足下にも及ばないような様子です。親切にいろいろと周辺の見所やカメラの機材についての情報を教えて下さり、地図まで頂いてしまいました。
 その後、白髪山の登山口の近くまで車道を上ったのですが、高度が上がるほど、台風の被害で葉っぱが散っており、山の秋の風情は今一つです。これ以上上ってもしようがないと、別府峡まで戻って、写真を撮りながら渓流沿いに散策をした後、別府峡温泉のレストランに再び行き、Erill両親から美味しいときいていたあめごの姿寿司を食べ、その後は轟(とどろ)の滝へ向かいました。
 轟の滝は、「日本の滝百選」に選ばれている美しい滝です。標識をたよりに、杉木立の下の一車線のうねうねうねる道を抜け、また標識に従って「本当に滝百選の滝があるの?」と思ってしまいそうな何もない所を進んでいくと、それらしき土産物屋と食堂、駐車場ありました。滝壺まで延々と階段を下りてみましたが、この滝は下から見上げるより、上から見下ろす方が絵になります。展望台から臨む、三段になって流れ落ちる姿は、繊細かつ秀麗です。
 その後は、8月の高知行きの時に大雨で通れず下道に降ろされてしまった魔の高知道を、今回は順調に北上し、瀬戸大橋を渡って本州に帰ってきました。途中、三木サービスエリアに寄ると、なんと宝塚ホテルのレストランが入っています。ドミグラ系の洋食に目のない私達、迷わずドミグラソースがたっぷりかかったハンバーグを味わい、ほくほく気分で自宅に辿り着いたのでありした。最後まで美味しい物に巡り会えた小旅行でした。

2004年11月7日(日) 柴犬もんた その2

 昨日土曜日は、Tarlinが車にETCを載せることにし、オートバックスや自動車ディーラーを走り回って、一日つぶれてしまいました。
 今日は、Tarlinはまたまた日曜出勤です。なんだか、代休をとっては、それを埋めるためにまた休日出勤・・・と繰り返している感じです。おかげで、二月頃にどこかまた南の島行きを考えているのですが、情報を比べて予定を計画するだけの余裕がTarlinにありません。モルジブか、タイのピピ島、パラオで候補地を考え、一応お目当ての所は絞り込んだのですが、いざTarlin少しでも空いた時間に相談しようとすると、「南の島の旅は、もっと気分にゆとりがある時に計画したいから、来週の休み」の繰り返し。南の島は、飛行機やホテルのキャパシティがなかったり、新婚旅行などで早くから予約が埋まることが多いので、このままでは一番の希望地の予約が危うそうです。結局、候補地のうち予約が間に合う所に自動的に決まりそうです。果たして、どこになるやら。 

2004年11月14日(日) 南の島と心のゆとり

 15日から19日まで、Tarlinはまたまた福井出張。それに合わせて18日の朝までErillは徳島の両親宅に帰省していました。19日(金)まで居てもよかったのですが、18日から20日にかけてTarlin母様が沖縄は宮古島に旅行に出るので、家を完全に空にするのを避けるために、それと入れ違いになるよう、Erill、18日には京都の家に帰ってきたのです。
 Erillの両親宅での最大の楽しみは、何と言っても子犬のもんたです。祖母の一周忌で帰省したのがつい先週なので、たった1週間しか経っていないのですがすが、子犬の成長は早い!体が少し大きくなって、毛の茶色は少し濃くなっています。そして、前に来た時は、しっぽに毛が生えておらず、くるんと巻いていたために、Tarlinからは「ぶたしっぽ」の命名を受けたのに、わずか一週間のうちに毛がふさふさと先まで生え揃い、すっかり犬のしっぽらしくなっています。
 成長したもんたの写真を携帯からTarlinに送ると、「なんか、狐っぽくなっとらんか?」そう、体長といっしょに顔も幾分長くなり、柴犬と言うよりは、ますます雑種らしく成長を遂げているのでありました。
 これで行動も成長していれば、言うことはないのですが、そうは問屋が卸さない・・・ 子犬の例に漏れず、もんたもじゃれていて甘えが昂じると、手や足を軽く咬んでくるのですが、一週間前は甘噛みですんでいたが、今は鬼のような形相をしてうなり始め、本気で噛みついてきます。こうなると、こちらも本当に恐いので、家の中に退散してしまいます。
 何とかならないものかと犬のしつけサイトを調べたら、犬用の噛付きみ防止スプレーがあるとか。林檎の皮の渋みを抽出して、犬が咬みそうな箇所に吹き付けておくと、咬んだときに苦い味がするので、自然に咬まなくなるのだそうです。次回の帰省のお土産は、どうやらこのスプレーになりそうです。
 

2004年11月18日(木) 10日後のもんた

2004年11月22日(月) 香嵐渓バスツアー

 今週末は、Tarlinには久々の休日出勤のない、家で過ごす週末。22日は代休を取って、嬉しい4連休です。この美しい季節に、この平日の休みを利用して出かけない手はありません。
 土曜日はTarlinの趣味の一つ(?)、部屋の大掃除を敢行し、日曜日はのんびり家で過ごし、22日月曜日は東海地方の紅葉の名所、愛知県の香嵐渓にはるばる出かけました。今回は、地元N交通の日帰りバスツアーを利用しました。
 朝、7時50分に近鉄奈良駅に集合、途中2回の休憩と一時間の昼食の時間以外は、ひたすらバスで走り、香嵐渓を目指します。ところが、問題はこの昼食。「すたみ○太郎」なるチェーン店にて焼き肉とお寿司のバイキングで、どこにでもあるリーズナブルなファミリーレストランの味です。わざわざ遠来の地で賞味する物かなと思いつつ、安いツアーだし、日帰りで遠くまで連れて行ってくれるのだからこういうものかしらん、とその時は思ったのですが・・・
 その後、香嵐渓への道は3km手前からひどい渋滞、予定では二時頃に到着のはずが、一時間遅れて3時前にやっと香嵐渓に着きました。中部・東海はもちろん、埼玉や神戸からもツアーが来ていて、渓谷の入り口の土産物が並ぶ通りは、まるで京都の永観堂や嵐山のような人出です。
 紅葉は、それは綺麗でした。谷の真ん中を、少し広めの澄んだ川が流れ、待月橋という赤い欄干の橋がかかっています。その両側に、渋い紅に染まった椛(もみじ)の帯が続いています。ここの椛は、京都の椛と違い、紫がかった色合いの品種で、深い、幽玄な彩りを見せてくれます。
 いつまでも歩いていたかったのですが、峡谷での散策の二時間しかありません。写真を撮りながらなので、三州足助屋敷にも入らずに、一番主な所を歩くだけで時間が来てしまいました。しかも、4時頃から日が陰ってしまい、写真を撮るには早々と光が足らなくなってってしまいました。せめて、もう一時間早く香嵐渓に入れていたら・・・ 渋滞は仕方ないとして、特色のないバイキングの昼食はやめ車中でお弁当にして時間を節約し、その分現地に早く入り、ついでに滞在時間を延ばせばいいのに、と思ったのは私達だけでしょうか。
 それでも、くだんのレストランは私達の居住圏内にはないし、わざわざ他県からのツアーに使うくらいだから、中部地方のチェーンだろうと納得していたら、調べてみると、全国規模のチェーンだったことが判明(*_*)。目的地まで往復9時間、現地での滞在2時間のツアーで、あの昼食の一時間が、ますます限りなくもったいなく思えたのでありました。

 Tarlinの4連休最後の日、今日も気持ちのよい秋空です。昨日の香嵐渓であまったフィルムを撮りきるべく、近くのけいはんな記念公園に2人して出かけました。記念公園には水景園という有料の日本庭園があり、そこに「もみじの谷」という、もみじの林に水流を配した一角があります。
 ちょうど見ごろを迎え、今年は天候不順で発色が鈍いことが、もみじの色を深くしています。Tarlinは三脚を、Erillはデジカメを構えて、パシャパシャとシャッターを切りました。この公園の木々は若く、比較的小ぶりなため、枝ぶり等まとまりがよく、樹形もはっきりと写ります。

 公園から出ると、歩道でメロンパンを売っています。メロンパンに目のないTarlinが、すかさず買い求めたところ、皮は香ばしく生地はふわふわで、あまりメロンパンを食べないErillもとても気に入りました。
 石狩鍋で夕食後は、冬の南の島旅行の目的地選びです。タイのピピ島、モルジブ、パラオのうち、ピピ島はいつでも行けそうということで、今回はとりあえず候補から外しました。残る二箇所のうちでは、温暖化の水面上昇の影響をいち早く受けそうなモルジブを、今のうちに見ておこう、というTarlinの意見で、まずはモルジブから選ぼうと調べはじめましたが、あまりの島の多さとリゾートの多彩さに何がなんだか分からなくなってきます。結局、もう少し調べてよさそうな所を絞り込み、そこが予約できなければ、パラオにしようということで落ち着きました。次の週末には、予約をかけられる所まで情報をまとめる予定です。頑張るぞ!

2004年11月23日(火) もみじ その2

 先日書いた日記をアップしようとして、パニックになりました。追加したはずの日記が、何度転送しても反映されないのです。原因は、Erillの上書き保存時の操作漏れにあったようです。最近、我が家のホームページ作成ツール、ホームページビルダーを、最近発売されたばかりのver.9にTarlinがいち早くバージョンアップしました。ところが、これがなかなかの曲者で、このせいで上書き保存の際に余計な操作が増えてしまったのです。
 私達の場合、ホームぺージのデータは、整理好きのTarllinの趣味も手伝って(?)、同じ物を重複保存しないように色々サブフォルダをこしらえ、写真は全て写真フォルダ、ロゴやボタンは全てイメージフォルダ、という感じで分類整理してあるのですが、最新のホームページビルダー9では、以前は新しく挿入した素がある時だけ表示された保存ダイアログが、なぜか毎回表示され、写真もイメージも全てそれを挿入したHTML文書と同じフォルダ内に保存しようとします。確かにこのほうが初心者には使いやすいのかもしれませんが、このままでは、同じ写真や画像を複数のページで使いまわすと、その数だけコピーが出来てしまい、PC内のデータ容量も、サーバ上のホームページ容量も.,不必要にどんどん大きくなってしまいます。
 これを避けようと私達のようにフォルダをいろいろ作って小分けしていると、上書き保存のたびに一覧表示される素材ファイルを全て選択し、「保存場所にコピー〜云々」のチェックボックスを外す、といううっとおしい作業を繰り返さねばなりません。以前は、こんな作業要らなかったのですが。
 今回のErillの転送失敗は、上書き保存のときにうっかりチッェクボックスを外し忘れたために、ある時点から全く保存が出来てなかったのが原因でした。幸いバックアップが残っていたので、最悪の事態は免れたものの、うっかりミスを繰り返しそうで、ホームページの更新作業をするのが恐くなりそうです。作成元のIBMに訴え、もとのようにシンプルな上書き保存方式に戻して欲しくてたまりません。

2004年11月25日(木) ホームページビルダー9の怪

 11月最後の週末。家の近くの道では、灯台躑躅の紅が艶やかです。今年の紅葉は例年より色鮮やかさは劣る物の、赤系の色が深い味わいを出しているのに比べて、黄色は今ひとつ。近所の大通りでは、爽やかな晩秋の晴れ空に、メタセコイヤの並木が大きな茶色のほうきをかざすように並んでいます・・・
 今日と明日は、年に二回の花壇の植え替え。Tarlin & Erill 家の花壇は、晩秋から晩春と、初夏から晩秋までの二期制で、そろそろ一年に二回の植え替え時期のなのです。今年は温かかったせいか、夏の花のベゴニアが、例年ならそろそろ衰えてくる今までずっと元気なので、抜くのが可哀想で、今まで置いておくことになりました。
 花苗は、車で10分くらいの団地の外の農家に直販で買いに行きます。春はいつもヴィオラを植えるのですが、今年は買いに行くのが少し遅かったために、ヴィオラはほとんど出荷されて売り切れ。かわりにパンジーを植えることにしました。
 一列目と二列目は真っ白なアリッサム、次の列に鮮やかな赤や紫のパンジー、その後ろに
いろいろな濃淡のピンクをグラデュエーションに配して、一番後ろの列は、レモン色。実際に植えるのは、翌日の日曜日。ヴィオラも可愛いけど、花が大きくて色鮮やかなパンジーは、やはり一段と華やか。春には、どんな色を見せてくれるのか、楽しみです。

2004年11月27日(土) パンジー日和

 昨日、旅行代理店に電話してバロスをキャンセルし、代わりにココア・アイランドの手配を頼んだところ、ココアはなかなか取れないので他の候補も出して欲しいと言われ、夜11時半に帰ってきたTarlinといっしょに夜の1時過ぎまでかかって、めぼしいリゾートを調べました。
 砂州の美しいヴェリカンドゥという日本人の少ない隠れ家的リゾートを第2希望、ビーチとリーフのバランスの良さそうなアンガガを第3希望にと、旅行代理店に改めて伝えました。結果が分かるのに最低3日はかかるとか。夜になって、今夕から福井出張中のTarlinから電話がありました。曰く、手配を頼んでいる旅行代理店のホームページで、第一希望のココアは私達が旅行を予定している時期はすでにいっぱいで、ストップセールスになっているとか(@@)。それって、「なかなかとれない」ではなくて、「絶対とれない」じゃないですか〜!!
 キャンセル待ちが出ることもあるので、一応念のため手配だけでもかけるということなのかもしれませんが、こうなったら第2希望と第3希望の所が取れるように祈るしかありません。私達の行動開始が遅すぎたのかもしれませんが、う〜ん、モルジブは遠い。

2004年11月30日(火) モルジブ遙かなり

 今日は、冬の南の島旅行の予約に、大阪の旅行代理店まではるばる(といっても、Tarlinにとっては通勤路だし、映画や買い物でよく大阪には出ているのですが)足を運びました。目的地は、モルジブです。モルジブで重要なのは、何と言っても島選びです。一つの島が、そのまま一軒のホテルになっているため、モルジブの旅は全てがこの「島選び=ホテル選び」で決まってくるのです。
 旅行代理店で「ホテルの規模が小さくて、水上コテージがあって、日本人が少なくて、シュノーケルが出来る島」と希望を伝えた後、色々な資料を見せてもらい、散々迷った挙げ句、旅行代理店のお姉さんの勧めでバロスというリゾートに予約を入れることにしました。資料を見ると、「リゾートの雰囲気とハウスリーフが大変よく、特にヨーロッパ人に大変な人気で、日本からはなかなか予約がとれない」所なのだそうです。自分たちでは全然チェックしていない所だったし、さすがモルジブの専門店、と喜んで帰ってきたのですが・・・
 情報が少ない島なので、インターネットであちこち検索をしていると、気になる情報が一つ。島を取り囲む砂留めの防波堤が、ビーチから結構見えるというのです。日本のサイトではあまり写真がなくてよく分からなかったので、海外のサイトで写真を見ると、真っ青な海の中に黒々とした防波堤が、堂々と横たわっているではありませんか。ホテルと海の中は、非常によいようですが、写真好きのTarlinと、風景好きのErillには、悲しい限りです。
 なかなか予約出来ないリゾートなので、もったいない気もしますが、せっかくの海外旅行、高いお金を払うわけですから妥協しないでバロスはやめて、他のホテルを当たることにしました。つくづく、モルジブの島選びの難しさを実感した私達、ここへ来てようやく本当にどんな島が自分たちにはいいのか分かるようになった感じです。また振り出しに戻った島選び。果たして本当に希望の島に行けるのか?明日また旅行代理店に連絡です。

2004年11月28日(日) 旅行代理店へ行く